オートファジーとがん・肝臓の関係【研究で示されていること・いないことを正直に解説】

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オートファジーダイエット(16時間断食)とがん・肝臓の関係について調べている方は多いのではないでしょうか。
科学的な研究は世界中で進んでいますが、一方で誇張された情報も多く流れているのが現状です。
この記事では現在わかっていること・わかっていないことを正直にまとめます。

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この記事は健康・医療に関わる内容です。がん・肝疾患がある方は、必ず担当医に相談のうえで情報をご参照ください。

目次

オートファジーとがんの関係【研究の現状】

オートファジーとがんの関係は、科学的に非常に複雑です。
単純に「オートファジーを活性化するとがんが防げる」とも「がんに良い」とも断言できる段階には、現時点では至っていません。

研究によって明らかになっていることのひとつは、オートファジーの働きが細胞のステージや状況によってがんに対して逆の効果を示す可能性があるという点です。
東京理科大学生命医科学研究所の研究グループが2022年に報告した内容では、がん変異細胞が誕生した「超初期」の段階においては、オートファジーが正常細胞によるがん変異細胞の排除を助ける方向に働く可能性があることが示されました。
一方、がんが進行した中・後期では、がん細胞自身がオートファジーを利用して生き延びたり、抗がん剤に対する抵抗性を獲得する可能性も研究で示されています。

また、国立がん研究センターと帝京大学の共同研究(2023年)では、大腸がんにおいてオートファジーの活性化が抗がん剤に抵抗する細胞の維持に関わる可能性が明らかにされています。
この研究では逆に、オートファジーを阻害する薬剤と抗がん剤を組み合わせることで、大腸がん細胞の増殖を抑制できる可能性も示されており、がん治療の新たな方向性として注目されています。

これらの研究は、がんにおけるオートファジーの役割が一方向ではなく非常に複雑であることを示しています。
「オートファジーを活性化すればがんを防ぎやすくなる」という単純な図式は、現在の研究水準からすると過剰な表現です。

がんの予防・治療を目的として16時間断食を始めることは現時点では推奨できません。がんに関する事柄は必ず専門医に相談してください。

「肝臓に悪い」は本当か

「16時間断食は肝臓に悪い」という情報を目にしたことがある方もいるかもしれません。
この点については、正確に理解しておくことが大切です。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)大阪大学大学院医学系研究科の研究(2016年)では、高脂肪食の摂りすぎによってオートファジーを抑制するタンパク質「ルビコン(Rubicon)」が肝臓で増加し、オートファジーが低下することが脂肪肝の悪化につながる可能性が示されました。
つまり、肝臓においてオートファジーをきちんと機能させることが脂肪肝の予防につながる可能性があると考えられており、これは「断食が肝臓を傷める」という主張とは方向が異なります。

一方で、AMED・大阪大学の別の研究(2022年)では、断食時に脂肪細胞のオートファジーが活性化し、脂肪組織から脂肪が放出されて一時的に肝臓に移行しやすくなることも明らかになっています。
これは飢餓時にエネルギーを確保するための体の正常な反応であり、必ずしも「肝臓を傷める」行為ではありませんが、仕組みとしては複雑です。

健康な肝臓を持つ方にとって、16時間程度の断食が肝臓に明確な悪影響を与えるという証拠は現時点では示されていません。
しかし、すでに肝疾患がある方・肝機能の数値が気になる方・お酒をよく飲む方については、自己判断での断食は避け、必ず医師に相談してから実践してください。

オートファジーと免疫の関係

オートファジーは免疫機能とも深く関わっています。

サワイ健康推進課(沢井製薬)の解説では、大阪大学大学院の吉森保栄誉教授の研究グループが、通常の免疫システムをすり抜けて細胞内に侵入した病原性細菌をオートファジーが捕らえて殺すことを世界で初めて発見した(2004年)と紹介されています。
これはオートファジーが「自食作用」という定義を超えて、外来の病原体を攻撃する自然免疫としても機能することを示す画期的な発見です。
その後、さまざまな細菌・ウイルス・原生動物についても、オートファジーとの関係が次々に報告されてきました。

断食によってオートファジーを活性化させることで、こうした自然免疫的な機能が整いやすくなる可能性が指摘されています。
ただし、「免疫力が上がる」という表現は誇張を含む場合があります。
免疫システムは非常に複雑で、断食だけで語ることのできるものではありません。

また、免疫機能が低下している方・免疫抑制剤を服用している方・自己免疫疾患がある方は、断食が体に与える影響が通常と異なる場合があるため、必ず医師に相談してから実践してください。

がん患者・治療中の方への注意

がん治療中の方・がん患者の方が16時間断食を実践することは、担当医の許可なしには行わないでください。
これは最重要の注意点です。

抗がん剤・放射線治療・免疫療法などの治療中は、体の栄養状態の管理が非常に重要です。
断食によって体重が減少したり栄養バランスが崩れたりすることが、治療の効果や副作用の出方に影響する可能性が考えられます。
「断食でオートファジーを活性化すれば治療に相乗効果がある」という情報をネットで見かけることがありますが、こうした情報を自己判断で治療に取り入れることは危険です。

また、がん術後の回復期においても、断食が体の回復に与える影響は個人によって異なります。
研究段階の情報と、実際の臨床での治療判断はまったく別のものです。
がん・その疑いがある方は、すべての食事・断食に関する判断を主治医と相談してから行うことを最優先にしてください。

まとめ

オートファジーとがん・肝臓・免疫の関係は、大阪大学国立がん研究センターなどの研究機関で精力的に研究が進んでいます。
しかし現時点では、断言できることは限られています。

「16時間断食でがんが治る・予防できる」という断言は、現在の研究水準を超えた表現です。
「肝臓に悪い」という情報についても、健康な肝臓を持つ方への明確な悪影響は現時点では示されていませんが、肝疾患がある方は話が異なります。

健康な成人が16時間断食を実践することは、多くの場合リスクが低いとされています。
しかし、がん・肝臓疾患・免疫疾患がある方、治療中の方は必ず医師に相談してから実践してください。
研究成果を自分の体に当てはめる際は、医療専門家の判断を必ず経るようにしてください。

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